検診・精密検査
名古屋市のワンコイン検診（子宮がん検診）を実施しています。検診をご希望の方は、インターネットから予約していただくと、当日の診察までの待ち時間を減らすことができます。ぜひインターネット予約をご活用ください。
- 関連リンク：名古屋市ホームページ「子宮がん検診」
子宮がん検診
子宮がん検診には、「子宮頸がん」と「子宮体がん」の2種類があります。
子宮頸がん検診
子宮頸がんとは、子宮頸部と呼ばれる「子宮の入口」部分から発生するがんのことです。主に性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が発がんに関係していると言われており、若い女性に多い傾向があります。
多くの場合はヒトパピローマウイルスに感染しても、何も症状がないうちにHPVが排除されています。しかしながら、ウイルスが排除されずに感染した状態が持続すると、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。
初期症状がほとんどないがんですので、予防や早期発見のためにも、定期的に検診を受けるようにしましょう。
- 1．問診
初潮年齢や普段の生理の様子、妊娠・出産経験の有無、現在の月経の状況、自覚症状の有無などについてお聞きします。
- 2．内診
内診台に上がり、子宮頸部の状態を目で見て確認（視診）し、腟鏡を用いて子宮頸部の状態を観察します。内診では、子宮の形や大きさ、位置、表面の状態、炎症の有無などを確認します。
- 2．細胞診
主に子宮頸部（入口部分）の細胞を、専用の器具で採取し、顕微鏡で観察して異常な細胞がないかを調べます。細胞は臓器の中を軽く擦る程度で採取できますので、ほとんど痛みはありません。検査後、細胞診の結果待ちを含め、1～2週間ほどで結果がわかります。
- 4．組織診（必要な場合のみ）
細胞診を行った結果、疑陽性もしくは陽性となった場合、精密検査として組織診が行われます。検査ではコルポスコープ（膣拡大鏡）という医療器具を子宮内に入れ、子宮頚部を観察しながら病変のありそうな部位の組織を採取し、がんであるかどうかを顕微鏡で観察し調べます。検査結果は1～2週間ほどでわかります。
子宮体がん検診
子宮体がんは、子宮内膜の細胞が異常に増殖することで起こります。発症の原因は、ストロゲンという卵胞ホルモンが子宮内膜の細胞を増殖させることが関係しています。症状はほとんどないですが、進行すると不正性器出血が見られます。
通常、月経のある女性の場合は排卵後に卵巣から黄体ホルモンが分泌されるためこの増殖が抑制されており、子宮体がんにはなりにくいと考えられています。そのため、子宮頸がんに比べ、子宮体がんになる年齢層は比較的高いとされ、閉経後あるいは更年期での不正出血がある場合は、特に注意が必要です。また、閉経前であっても、月経不順、乳がん、糖尿病を患ったことがある方なども要注意です。その他、肥満や高血圧、出産経験のない方なども発症する確率が高い傾向にあると言われています。
子宮頸がんと同様、自覚症状があまりないがんですので、予防や早期発見のためにも、定期的に検診を受けるようにしましょう。
- 1．問診
- 初潮年齢や普段の生理の様子、妊娠・出産経験の有無、現在の月経の状況、自覚症状の有無などについてお聞きします。
- 2．内診
- 内診台に上がり、子宮内膜の状態を目で見て確認（視診）し、腟鏡を用いて子宮内膜の状態を観察します。内診では、子宮の形や大きさ、位置、表面の状態、炎症の有無などを確認します。
- 3．細胞診
- 専用の器具を直接挿入し、膣部の粘膜の細胞を採取します。なお、月経直前・直後などで、細胞の採取が難しい場合は、経腟超音波検査を併用することもあります。
- 4．組織診（必要な場合のみ）
- 細胞診を行った結果、疑陽性もしくは陽性となった場合、精密検査として組織診が行われます。検査ではキューレットというごく小さなさじ状の医療器具を子宮内に入れて内膜組織を採取し、がんであるかどうかを顕微鏡で観察し調べます。検査結果は1～2週間ほどでわかります。
精密検査
コルポスコープ診
子宮頸がん検診の細胞診の結果、より精密な検査が必要と判断された場合に行います。
コルポスコープ（膣拡大鏡）という医療器具を膣に挿入して、主に子宮頚部や膣壁を拡大して精密に観察する検査で、肉眼では確認できない小さな病変も発見することができます。
病変のありそうな部位を発見した際は、組織の一部を採取し、がんであるかどうかを顕微鏡で観察し調べます。検査結果は1～2週間ほどでわかります。
コルポスコープ診は医師が必要と判断した場合のみの受診となります。その為、コルポスコープ診をご希望の方は事前に一度受診していただく必要があります。
※コルポスコープ診は完全予約制にて、火・木曜日の15:00～16:00の診察となります。
- 主な検査内容
-
- 問診
- 内診
- 尿検査
- 血液検査（B型肝炎・C型肝炎、HIV、梅毒、風疹など）
- おりもの検査（クラミジア、淋菌、細菌、カンジダなど）
- 超音波検査
- 子宮頸がん検診 など
PC・スマホからのご予約
≫ 1月・2月の外来担当医が変更となっています。こちらからご確認ください。
- 初診の患者様は、インターネットまたは電話からの予約受付となります。
- インターネットから予約していただくと、当日の診察までの待ち時間を減らすことができますので、ぜひインターネット予約を活用して下さい。
- 再診の患者様は、予約・キャンセルの受付につきましては、インターネットのみとなりますのでよろしくお願い致します。
- インターネット予約をした後、キャンセルとなった場合は、必ず速やかにインターネットにて予約キャンセルをして下さい。（当日キャンセルは、電話のみ受付け可能です。）
※ 予約した後、キャンセルの手続きを取られない場合は、今後予約が取れない場合がありますので、予めご了承下さい。 - 希望の予約日時が表示されない場合は、予約が一杯で予約が取れない状態です。大変申し訳ございませんが、他の日をお取りいただくか、予約なしでお越しいただくようお願い致します。（予約なしの場合は、予約の方優先となりますので、診療までの待ち時間がかかることをご了承下さい。）
- インターネット予約をした後、キャンセルとなった場合は、必ず速やかにインターネットにて予約キャンセルをして下さい。（当日キャンセルは、電話のみ受付け可能です。）
- お会計については現金のみとなります。予めご了承下さい。